部活動や学校の課題で毎日ヘトヘトになりながら、「高1・高2から予備校に通うべきなのか」と悩んでいませんか?「周りの友達が塾に通い始めて焦る」「でも平日は19時まで部活があるから、通塾する体力なんて残っていない」という本音を抱える高校生や保護者は非常に多く見られます。
結論からお伝えすると、高1・高2の段階で全教科の予備校通塾を無理に始める必要はありません。高校生の半数以上はまだ通塾しておらず、部活動と両立するなら「英語か数学の単科受講」または「移動ゼロのオンライン塾」を活用するのが最も現実的で効果の高い選択肢です。
無理のない学習戦略を取り入れることで、部活動を最後まで全力でやり遂げながら、志望校現役合格に向けた確かな学力を身につけられます。
この記事でわかること
- 高1・高2における実際の通塾率と年間費用相場
- 志望校レベルや入試方式ごとのおすすめ開始時期
- 部活生目線での「通塾型」と「オンライン塾」の徹底比較
- オンライン学習でサボらずに継続するための具体的な実践策
高1・高2から予備校に通うべき?通塾割合とおすすめ時期の結論
高校1年生や2年生の段階で、全員が一律に予備校へ通う必要はありません。周囲の通塾状況や志望校のレベルを冷静に見極め、自身の生活リズムに合った学習スタイルを選ぶことが合格への近道となります。
高1・高2の通塾率は約2〜4割!半数以上はまだ通っていない実態
公的機関や民間調査のデータを確認すると、高1・高2の時点で塾に通っている高校生は全体の2〜4割程度にとどまります。
高校入学直後は、中学3年生時の約6割という高い通塾率から一度大きく落ち込み、学年が上がるにつれて再び上昇していく傾向が見られます。
| 学年・区分 | 推計通塾率 | 学習状況の特徴 |
| 高校1年生 | 約22%〜34% | 高校受験を終えて一息つき、学校生活や部活動のリズム作りに注力する時期 |
| 高校2年生 | 約34%〜38% | 文理選択を経て、大学受験を意識し始めた層が徐々にスタートを切る時期 |
| 高校3年生 | 約38%〜48% | 部活引退前後から本格的に受験勉強へシフトし、通塾率がピークを迎える時期 |
※データ参考:文部科学省「子供の学習費調査」およびベネッセ教育総合研究所・東京大学社会科学研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査」より推計整理。
数字が示すとおり、高1・高2の過半数は予備校に通っていません。そのため、「今すぐ塾に入らなければ手遅れになる」と過度に焦る必要はないといえます。ただし、難関大学を目指す層や基礎力に不安を抱える層は、すでに早期の対策を始めている点には注意が必要です。
志望校レベル・入試方式別のおすすめ開始時期一覧
予備校に通い始めるべき最適な時期は、目指す大学の難易度や選抜方式によって明確に異なります。目標から逆算して必要な準備期間を把握することが、後悔しないスケジューリングの基本です。
- 難関国公立(旧帝大など)・早慶上理:高1〜高2の春が目安。英数の学習範囲が広く、高校の履修進度を超える先取り学習が必要となるため、早期の基礎固めが合否を分けます。
- GMARCH・関関同立・上位国公立:高2の夏〜秋が目安。高校基礎の総復習を終え、本格的な入試対策に突入する準備期間として、この時期からのスタートが標準的です。
- 日東駒専・中堅私立大学:高2の冬〜高3の春(部活引退期)が目安。入試科目が2〜3科目に絞られるケースが多いため、基礎が定着していれば短期間での巻き返しが狙えます。
- 学校推薦型・総合型選抜(推薦狙い):高1の4月(入学直後)から必須。高1〜高3の1学期までの定期テスト結果(評定平均・内申点)が直接出願条件に関わるため、日頃の学校補習が最優先となります。
志望校のレベルが高くなるほど、高校2年生の早い段階でスタートを切る受験生が増える傾向にあります。
部活動と両立するなら「単科受講」または「オンライン」が最適解
部活動に本気で取り組んでいる生徒が、高1・高2から全教科の通塾を始めるのはおすすめできません。週に何コマも授業を入れてしまうと、予習・復習や学校の宿題が追いつかなくなり、睡眠不足で授業中に寝てしまう本末転倒な状態に陥りやすいためです。
部活生の負担を抑えながら学習効果を最大化するには、「英語または数学の1科目だけに絞った単科受講」にするか、「移動時間が一切かからないオンライン学習」を選ぶのがベストです。入試で配点が高く差がつきやすい英数どちらかの基礎を週1〜2回で固めておけば、本格的な受験期を迎えたときに大きなアドバンテージを得られます。
データで見る高校生の通塾割合と年間費用相場
予備校選びでは、学年ごとの通塾率の推移だけでなく、家庭の教育費にどの程度の負担がかかるのかを事前にシミュレーションしておくことが欠かせません。
学年が上がるごとにどう変わる?高1・高2・高3の通塾率推移
高校生の通塾率は、中学3年生の高校受験期(約60%)を境に、高校1年生で約2〜3割へと急激に減少します。これは高校受験という明確なゴールを終え、新しい環境や部活動に慣れる期間を優先する家庭が多いためです。
その後、文理選択や進路希望調査が行われる高2の夏から冬にかけて通塾率が約3〜4割へと緩やかに戻り、高3の春から夏期講習にかけて4割を超えていきます。このように、高校生の通塾率は「V字回復」の推移をたどるのが特徴です。
高1・高2から通った場合のリアルな年間費用と予算計画
大学受験に向けた補助学習費は、学年が上がるごとに大きく跳ね上がります。文部科学省の調査によると、高校生が塾などに支払う年間平均額は、公立高校生で約13万〜23万円、私立高校生で約18万〜33万円程度ですが、実際に通塾している家庭に限定すると負担額はさらに高くなります。
| 指導形態 | 高1〜高2の 年間費用相場 | 高3の年間費用相場 | 費用の内訳と特徴 |
| 大手集団予備校 | 約40万〜60万円 | 約70万〜100万円以上 | 入学金・通常授業料に加え、夏期・冬期講習費が別途加算 |
| 個別指導塾 | 約45万〜70万円 | 約80万〜120万円以上 | コマ数に応じた従量課金制。苦手科目の集中補習に向く |
| 映像授業型予備校 | 約35万〜60万円 | 約60万〜90万円以上 | パック受講の提案が多く、追加講座を取ると費用が増加 |
| オンライン学習・コーチング | 約20万〜45万円 | 約40万〜70万円程度 | 施設維持費がかからないため、通塾型に比べて割安な傾向 【要確認:最新料金プラン】 |
高1や高2から高額な複数講座を受講し続けると、高3になった段階で家計への負担が非常に重くなってしまいます。そのため、低学年のうちは費用対効果の高いオンライン学習や単科受講に抑え、余剰資金を高3直前期の講習費や大学受験料(1校あたり約3万5,000円)に温存しておく計画的な配分が賢明です。
【徹底比較】部活と両立するなら「通塾型」と「オンライン塾」どちらがおすすめ?
部活動と学習を両立させるためには、通塾型とオンライン塾の特性を正しく理解し、生活リズムや本人の性格に合わせて選ぶ必要があります。
通塾型予備校のメリット・デメリット(強制力 vs 移動負担)
通塾型予備校の最大の強みは、勉強専用の空間がもたらす「強制力」と「刺激」です。
- メリット: 校舎に行けば集中できる自習室が確保されており、同じ目標を持つライバルたちの姿を見てモチベーションを高められます。授業後に講師やチューターへ対面で直接質問できる安心感もあります。
- デメリット: 最大の障壁は往復の移動時間と体力消耗です。部活動が18時半や19時に終わった後、重い荷物を持って電車や自転車で校舎へ移動するだけで体力が削られます。20時からの授業で眠気と戦うことになり、帰宅が22時を過ぎて学校の課題が終わらないという悪循環に陥る例が少なくありません。
オンライン塾のメリット・デメリット(時間効率 vs 継続の難しさ)
オンライン塾の最大の強みは、場所と時間を選ばない「圧倒的な時間効率」です。
- メリット: 通塾時間がゼロになるため、部活後に帰宅して夕食や入浴を済ませたあと、21時や22時からでも自宅でプロ講師の授業を受けられます。天候に左右されず、電車の遅延や移動疲れの心配もありません。
- デメリット: 自宅学習ならではの「サボりやすさ」が最大の課題です。部屋にはスマートフォン、ゲーム、ベッドなどの誘惑が多く、自律心が弱い生徒の場合、画面を流し見するだけで内容が頭に入らない「形骸化」が起きやすくなります。
向いている人・向いていない人の特徴
両者の適性をマトリクス表で整理しました。判断に迷った際の指針として確認してください。
| 学習形態 | 向いている人の特徴 | 向いていない人の特徴 |
| 通塾型予備校 | ・自宅ではどうしてもスマホを触ってしまう人 ・自習室など「周囲の視線」がある方が集中できる人 ・学校や自宅の最寄り駅近くに校舎がある人 | ・平日の部活が19時以降まである人 ・校舎までの移動に片道30分以上かかる人 ・疲労で夜の授業中に眠気に勝てない人 |
| オンライン塾 | ・部活の拘束時間が長く、移動時間を削りたい人 ・自分のペースで苦手分野を巻き返したい人 ・休養や食事の時間をしっかり確保したい人 | ・自分で学習計画を立てて机に向かうのが苦手な人 ・疑問点を自分からチャット等で質問できない人 ・部屋に誘惑が多いと集中が切れてしまう人 |
オンライン塾は本当に続けられる?途中で挫折しないための3つの対策
「オンライン塾は良さそうだが、うちの子が一人で続けられるか不安」という声は非常に多く聞かれます。オンライン学習で成果を出すためには、意志の力に頼らない仕組み作りが欠かせません。
失敗パターンに共通する「動画を見るだけ」の罠
オンライン学習で挫折する典型的なパターンは、「質の高い授業動画を視聴して満足してしまうこと」です。
授業を見る行為は受動的な作業であるため、分かった気になりやすいものの、自分で手を動かして演習しなければ知識は定着しません。また、期限やチェック機能がないサービスでは、「今日は疲れたから明日見よう」と後回しにするうちに受講履歴が溜まり、最終的にログインすら放置されるケースが目立ちます。
対策1:授業配信だけでなく「毎週の学習管理・面談」があるサービスを選ぶ
オンライン学習の挫折を防ぐ最も確実な方法は、単なる映像配信ではなく「専任コーチによる進捗管理(学習管理型・伴走型)」がついたサービスを選ぶことです。
週に1回程度の個別オンライン面談があり、「今週は何曜日に何を何ページ進めるか」を日割りでスケジューリングしてくれる環境があれば、サボりの抑止力になります。学習計画の進捗を第三者に報告する義務が生まれることで、通塾型と同等以上の適度な緊張感を保つことが可能です。
対策2:リビング学習や学習タイマーで「物理的な強制力」を作る
自宅で勉強する際の集中力低下は、物理的な環境調整で防ぐことができます。
- スマートフォンの物理的隔離: 勉強中はスマホの電源を切り、別室に置くかタイマー式ロックボックスに保管します。
- リビング学習の導入: 誘惑の多い自室ではなく、家族の気配があるリビングで受講することで、適度な人目を確保します。
- 学習タイマーの活用: 「25分集中+5分休憩」のポモドーロ・テクニックなどを活用し、短時間の集中を積み重ねる工夫が有効です。
対策3:まずは「英語か数学の1科目だけ」に絞ってペースを掴む
最初から全教科を完璧に対策しようとせず、最も苦手な科目、あるいは大学受験で最も配点が高い科目の「どちらか1科目」に限定してスタートを切るのが鉄則です。
週に数時間の学習サイクルを無理なく定着させ、「定期テストの点数が上がった」「模試の偏差値が伸びた」という小さな成功体験を早期に作ります。生活リズムと学習習慣が整った段階で、高2の後半や高3進級時に必要に応じて科目を追加していくのが安全な進め方です。
高1・高2から無理なく大学受験をスタートするためのステップ
部活動を続けながら受験対策をスムーズに始めるための、具体的な3つの実践ステップをまとめました。
- 高校の定期テスト結果と現在の基礎学力を客観視する直近の定期テストや外部模試の成績表を確認します。平均点を大きく下回っている科目がある場合、それは「高校の授業についていけていないサイン」です。その科目に絞った補習や予備校の検討を優先しましょう。
- 平日の可処分時間(部活後の空き時間)を計算する平日帰宅してから就寝するまでの時間を書き出します。夕食、入浴、学校の課題を差し引いて、「純粋に自習や予備校に充てられる時間が何分あるか」を算出してください。1日1〜1.5時間程度しか確保できない場合は、移動時間を伴う通塾型よりもオンライン型が適しています。
- 無料体験授業やオンライン面談で「本人の継続意欲」を確かめる保護者が一方的に決めるのではなく、実際に生徒本人が体験授業やカウンセリングを受けます。校舎の雰囲気やオンライン指導の使い勝手を体験し、「これなら部活後でも無理なく続けられそうか」を本人の納得感をもとに判断することが、失敗を防ぐ最大のポイントです。
高1・高2の予備校選びに関するよくある質問
高1・高2から予備校に通わないと難関大学合格は厳しいですか?
必ずしも厳しくはありません。難関大学合格者の中にも、高2の冬や高3の部活引退から本格的な通塾を始めて現役合格を掴み取る生徒は多数存在します。ただし、合格者に共通しているのは「高1・高2の段階で学校の授業や教科書レベルの基礎をおろそかにしていなかった」という点です。学校の基礎内容でつまずいている場合は、学年に関係なく早期の対策が必要となります。
部活が週5〜6日あって忙しい場合、個別指導と映像授業はどちらが良いですか?
スケジュールの自由度を重視するなら「映像授業(またはオンライン型)」、質問対応の手厚さを重視するなら「個別指導」が適しています。映像授業は受講時間を自由に調整できるため、急な部活の延長にも柔軟に対応できます。一方、疑問点を一人で解決するのが苦手な生徒には、曜日や時間帯を固定して1対1で指導を受けられる個別指導が有効です。
予備校の季節講習(夏期講習・冬期講習)だけ受講するのは効果的ですか?
弱点克服や塾の雰囲気を掴む目的であれば、非常に効果的です。季節講習は単科・短期間で完結する講座が多く設定されているため、通常期は部活動に専念し、長期休暇中だけ苦手分野の総復習として活用する方法は部活生にとって賢い使い方といえます。
まとめ:部活と両立できる自分に合った学習スタイルを選ぼう
高校生活において、部活動で得られる経験や仲間との時間はかけがえのない財産です。大学受験のために部活を諦める必要も、部活を言い訳にして学習を完全に後回しにする必要もありません。
まとめのポイント
- 高1・高2の通塾率は約2〜4割であり、半数以上はまだ通塾していない
- 難関大や推薦狙いなら早期スタートが有利だが、一般的には高2後半からの始動でも十分に間に合う
- 部活生は移動時間の負担を避け、「単科受講」や「オンライン伴走型学習」を活用するのが現実的
- オンライン学習は「週1回の学習管理」や「物理的な環境作り」をセットにして形骸化を防ぐ
まずは平日の空き時間を把握し、気になったサービスの無料体験やカウンセリングを受けてみることから、未来に向けた第一歩を踏み出してみてください。
【次のステップ:気になった予備校・オンライン塾の無料体験授業や学習相談に申し込む】

